異なる正多角形セルを用いたアドホックルーティング手法(セッション4:無線ネットワーク)

概要

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高速高頻度に移動する無線ノードからなるアドホックネットワークでは、従来の中継ノードIDの列として無線マルチホップ配送経路を定める手法では、経路切断による経路再探索が頻繁に必要となる。アドホックネットワークを含む適用対象平面を固定正方形セルに分割し、中継セルIDの列として無線マルチホップ配送経路を定める手法では、メッセージごとに中継セルに含まれるノードを中継無線ノードと動的に決定することで、ノード移動に対する耐性の高いアドホックルーティングを実現している。ここでは、より低い無線ノード分布密度であっても接続性が高く、より経路長の短いマルチホップ配送経路の実現が求められる。本論文では、5種類の異なる正多角形セルを用いて適用対象平面を分割した場合の接続性と配送経路長を評価する。また、評価結果から従来の正方形セルを用いる方法と同等の接続性で配送経路長を短縮することを明らかにした正六角形セルを用いる手法について、各無線ノードを含むセルIDを決定する座標変換方法を示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
2008-11-20