両端コネクタ付きスパイラルドロップケーブルの検討

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概要

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FTTHの加入者は増加を続けており、開通工事簡略化による工事時間短縮が求められている。従来、加入者へのドロップケーブル配線作業では、ケーブルを配線後に、その両端末に現地でコネクタを取り付ける作業が必要であった。予め工場で両端末にコネクタを取り付けたドロップケーブルも一部で実用に供されているが、ケーブル長の現場あわせが出来ないため、配線後にケーブル余長の収納作業が必要であり、作業時間の短縮効果は少ないという課題があった。今回我々はドロップケーブルにスパイラル加工(カール加工)を施し、ケーブル長の可変機構を付与した両端コネクタ付きスパイラルドロップケーブルを試作した。試作ケーブルは良好な伝送特性、機械特性を有していることも確認している。本報告では、今回試作した両端コネクタ付きスパイラルドロップケーブルの構造概略と特徴、各種機械特性、信頼性評価結果について述べる。
2008-10-10

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