3.外来通院中の乳がん患者が患者会と医療者に期待するサポート

概要

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本研究の目的は,外来通院中の乳がん患者における患者会の認知の状況と患者会や医療者(看護師・医師)に期待するサポートを明らかにすることである.対象は,外来通院中の乳がん患者72名であり,無記名自記式調査票を用いて郵送法で調査し,医療者のサポートについて検討した.その結果,外来通院中の乳がん患者は患者会を33%が認知し,その中の4割程度が医療従事者から患者会の紹介を受けていた.乳がんの患者が患者会に期待するサポートは,「情報提供・相談」「啓蒙・社会的活動」であり,「情報提供・相談」の内容としては「病気」「化学療法」「食生活」「補整具・補整下着」「カウンセラー」「自己検診・定期検診」の順で多かった.医療者である看護師や医師に期待するサポートは,「情報提供・相談」「啓蒙・社会的活動」「精神的サポート」が多かった・「情報収集・相談」の内容では,医師には「病気」「化学療法」「手術」「放射線療法」「ホルモン療法」などに看護師より多くの情報提供を求めていた.また,看護師には「食生活」「補整具・補整下着」に医師より多く情報提供を求めていた.看護師は,患者会のサポートや治療に関する知識を高め,適切な時期に患者に患者会の紹介や情報提供と相談を行い,かつ精神サポートにかかわることが重要である。
京都府立医科大学の論文

3.外来通院中の乳がん患者が患者会と医療者に期待するサポート

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