疾病入院後の生存時間解析 : 死亡指数の連続的時間変化
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概要
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疾患の予後を研究するにあたり,生命保険数理法においては年単位の計算が普通であり,経過時間に対する死亡状況の変化の詳細を観察するには不十分であった。今回,疾病入院後の予後研究に対して生存時間解析法(カプラン・マイヤー法)を適用し,ノンパラメトリックに解析した。生存率曲線の負対数値の差分商を求め,移動平均でなめらかにして近似死亡率曲線を求めた。さらに性と年齢のマッチした標準体集団を比較対照として,最終的に近似死亡指数曲線を求めた。生存率曲線から近似死亡率や近似死亡指数の曲線を求める計算の方法について考察する。また,死亡だけでなく入院率についても同様の計算を試みた。予後調査に生存時間解析を適用する方法とその結果について考察する。
- 2008-12-17
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