新旧告知書における告知項目別告知出現率について(第2報)
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概要
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告知書改訂により新たに追加,または変更した項目の告知内容と,全選択方法で告知項目とした体格について,それぞれ検討した。告知内容は「自覚症状」,「障害」,「過去の条件」の各項目について,また体格は告知された身長・体重より計算されたBMIの分布について,解析した。「自覚症状」では,症状列記とした改訂後報状でも列記症状以外の告知が依然として多かった。「障害」では,告知書改訂により,改訂前の誤記入率と比べ,特に嘱託医扱および健証・健診扱の視力障害の項目で増加してしまった。「過去の条件」では,予想以上の告知出現率だったが,その記載内容は多様で,取り扱いは非常に難しいことがわかった。BMIの分布は,選択方法を問わず,改訂前後でほとんど変化を認めなかった。以上,項目別に告知内容を詳細に解析することにより,再改訂を行う必要のあることがはっきりと示された。
- 日本保険医学会の論文
- 2003-06-17
著者
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