Listeria monocytogenesの増殖抑制に及ぼす有機酸の効果
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概要
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リステリア症は、環境中に広く存在するListeria monocytogenesを原因とするfoodborne diseaseのひとつであり、新生児、妊婦、免疫不全患者において感染しやすいことが知られている。本研究では、Listeria monocytogenesの増殖抑制に及ぼす有機酸の効果を検討した。その結果、酢酸において、Listeria monocytogenesの強い増殖抑制効果を認めた。有機酸の効果は、同一のpHおよび%濃度において増殖抑制効果の強い順に酢酸>乳酸>クエン酸>塩酸であった。また、食品への添加では、10℃および15℃の保存において0.1%の酢酸を添加することにより、食品の風味を損なわずにListeria monocytogenesの増殖抑制効果を認めた。
- 鎌倉女子大学の論文
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