ゲートを導入したM/G/1+vacationモデルの解析 : Level-Crossing法による解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
限られた資源を,任意のタイミングでやってくる複数の利用者が利用するシステム-銀行のATMやスーパーマーケットのレジなどが誰にでも分かりやすい例である-を考える.利用者がやってきたときに直ちに利用できる(空いている)資源の数がゼロであれば,当然のことであるが利用できない利用者が出てくる.待ち行列(バッファ)があり,資源に空きが出るまで利用者が待つことが可能であれば,このシステム全体を,資源が利用できるまでの平均待ち時間で定量的に評価することができる.バッファが空になると,休暇(バケーション)で総称される副次的作業に資源を使う場合,利用者の平均到着間隔が資源1つの平均利用時間に近づくに従って,システム内に滞留する利用者数が増え,副次的作業が後回しにされる.必要なタイミングで副次作業を行うことができるように,今回は,本来の待ち行列の前にもう一つ待ち行列を準備し,2つの待ち行列の間にゲートを設ける.このようなゲートを導入したM/G/1+vacationシステムについての諸量を,Level-Crossing法を用いて解析をする.
- 富山県立大学の論文
著者
関連論文
- インターネットにおける遅延時間特性の解析とモデル化(モデリングと解析,応用待ち行列理論(3))
- パケット伝送遅延時間の測定に基づくインターネットのbusy level評価
- ゲートを導入したM/G/1+vacationモデルの解析 : Level-Crossing法による解析
- 高時間分解能の片方向パケット伝送遅延時間分離計測手法の開発(研究速報)
- Level-Crossing法によるGI/G/1バケーション待ち行列モデルの解析
- インターネット計測データに基づくネットワークモデル構築の検討
- Level Crossing 法による GI/G/1 待ち行列モデルの解析
- 「ORにおける数理システムの最適化」研究部会活動報告(ペーパフェア)
- 時間制限式ポーリングモデルにおける平均待ち時間特性の解析 (新しいトラヒックモデルと性能評価、及び一般)
- インターネットにおけるパケット伝送遅延時間特性の解析
- バッチ処理のある2段直列型待ち行列モデルにおける系内滞在時間のLevel-Crossingによる解析と評価
- 情報通信システムの性能解析と M/G/1 待ち行列モデル
- 遅延時間特性による通信ネットワークの待ち行列モデル化(モデリングと解析,応用待ち行列理論(3))
- 交番優先処理方式の数値解析と誤差評価(待ち行列)
- 準制限式サービスのポーリングモデルについて(待ち行列)