自己運動の知覚 : 音像の運動速度・運動範囲の検討(「実・仮想空間の知覚・認知」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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音像の移動によって誘導される自己運動知覚について,音像の運動速度と運動範囲の影響を検討した。実験1では,観察者の両脇を直線運動する音像を提示すると,視覚誘導性自己運動知覚と同様に音像の運動とは反対方向への自己運動知覚が生じることがわかった。実験2では音像の運動速度の効果を検討し,自己運動を誘導する速度範囲に限界のあることが明らかになった。最後に実験3では,音像の運動範囲が観察者の前方であり,かつ観察者に近い条件で自己運動知覚が生じやすかったことから,自己運動感覚の生起に適した音像の運動範囲の存在が示唆された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-07-30
著者
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