プラズマ処理とナノ材料を用いるタンパク質パターンニング技術(有機材料・一般)
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概要
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ポストゲノム時代のツールとして不可欠なプロテインチップのコア技術であるタンパク質のマイクロパターンニング形成を行った。プラズマ処理により、タンパク質を吸着できる領域とできない領域の表面パターンを形成した。ヘキサメチルジシロキサンのプラズマ重合膜を形成(疎水性表面)したのち、シャドーマスクによって窒素プラズマ処理(親水性表面)を部分的に行った。その上にタンパク質(抗体)が選択的に吸着し、意図したパターンニングの形成を遂行できた。タンパク質の選択的な吸着については、水晶微量天秤での測定でも確認した。タンパク質の固定化の際に、フラーレンを使用した場合、タンパク質が疎水性部分に選択的に吸着し、フラーレンを使用しない固定化法と逆のパターンニングが形成された。この手法は、従来の手法(スポッティングなど)に比べて簡便で、ドライプロセスであることが特徴である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-05-22
著者
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