スナップショットを用いたデバッグ環境の構築(セッション8:仮想化技術(2))

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概要

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本研究では,プログラムのエラーの再現が難しい場合や複数のプログラムが並列実行している場合などのデバッグに,スナップショットを利用することを検討した.スナップショットはある時点でのPCの状態をそのまま保存したものでありプログラム実行中の状態を保存できる.そのため,再現の難しいエラーの状態を保存しておくことができ,エラー原因の情報収集に有用である.複数のプログラムが並列実行している場合においては複数のPCとディスプレイを利用し,スナップショットを他のPCへネットワーク転送して様々なプログラムの実行状態を同時に分析することを検討した.本稿ではスナップショットを用いたデバッグ環境の構築方法について示し,作成したデバッグのシナリオにより本環境でデバッグできることを確認する.また,本環境においてスナップショットの各操作に要する時間の測定実験より,本環境で用いるPCの性能やスナップショットのネットワーク転送の方法を検討する.
社団法人情報処理学会の論文
2008-04-16

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