P-65 Trichoderma sp. USF-2690株の産生する生理活性物質sorbicillinoid類の生合成研究(ポスター発表の部)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The "sorbicillinoids" and "bisorbicillinoids", defined as the term used to designate groups composed of monomeric and dimeric sorbicillin-related natural products, have been attractive in their diverse frameworks and interesting biological activities. In the course of our screening program for antioxidants from microorganisms, we isolated 12 sorbicillinoids and bisorbicillinoids from the fermentation broth of a Trichoderma sp. USF-2690 strain. In our previous study, we established that a functional quinol, sorbicillinol (2), was an important starting point for bisorbicillinoids biosynthesis. However, the biosynthetic mechanism of sorbicillinoids formed via the polyketides pathway and the biosynthetic relationship among sorbicillinoids had been remained obscure. Our experiments for incorporation of [1-^<13>C]-labeled sodium acetate ([1-^<13>C]-SA) gave [1-^<13>C]SA-sorbicillin ([1-^<13>C]-SA-1), [1-^<13>C]-SA-2, [1-^<13>C]-SA-oxosorbicillinol ([1-^<13>C]-SA-3), and [1-^<13>C]-SA-bisvertinolone ([1-^<13>C]-SA-4). Each [1-^<13>C]-SA labeled compound was utilized as a precursor for production of sorbicillinoids (1, 2, and 3) and a bisorbicillinoid (4). The results of incorporation study of partially labeled sorbicillinoids satisfied the proof that one-way biosynthetic routes from 2 to 1 and from 2 to 3 existed. Further investigation making use of HPLC analysis with DAD gave a new sorbicillinoids member 5-epihydroxyvertinolide (5), a postulated end product from the biogenesis. The incorporation patterns of [1-^<13>C]- and [1,2-^<13>C2]-SA demonstrated a biosynthetic route for 5 involving a breakage reaction of carbon-carbon bond. The observation hit on a renewed idea for the sorbicillinoid biosynthesis via an "intermediate B".
- 天然有機化合物討論会の論文
- 2007-08-24
著者
-
越野 広雪
理研
-
越野 広雪
理化学研究所
-
越野 広雪
(独)理化学研究所
-
小野瀬 淳一
東京農業大学
-
吉川 邦衛
東京農業大学
-
阿部 尚樹
東京農業大学
-
廣田 陽
静岡県大・食品栄養
-
菅谷 紘一
東農大応生科
-
鈴木 淳
東農大応生科
-
大木 奈津実
東農大応生科
-
加藤 達也
東農大応生科
-
佐久川 大
東農大応生科
-
荒川 忠春
静岡県大食栄
-
廣田 陽
静岡県大食栄
-
小野瀬 淳一
東農大応生科
-
吉川 邦衛
東農大応生科
-
阿部 尚樹
東農大応生科
関連論文
- P-84 プロリンの溶液中におけるエナンチオ過剰率に関する非線形現象について(ポスター発表の部)
- P-4 強力なTNF-α産生阻害活性を有する天然p-テルフェニル類の合成研究(ポスター発表の部)
- 99(P-34) 合成化学的手法を用いたMacroviracin類の絶対立体配置の決定(ポスター発表の部)
- 国産玄米の真菌調査と分離された Penicillium islandicum の毒素産生能
- P003 v-Ha-ras導入BALB/c3T3細胞(Bhas 42細胞)を用いる形質転換試験におけるFusarium由来マイコトキシンおよび関連物質の活性(ポスターセッション)
- 18 (-)-デカルバモイルオキシサキシトキシンの全合成(口頭発表の部)
- 106(P-48) 放線菌の生産する新規四環性骨格リポキシゲナーゼ阻害物質 : テトラペタロン類に関する化学的研究(ポスター発表の部)
- 23 海産環状グアニジン天然物の全合成及びその化学的生物学的機能(口頭発表の部)
- B205 ランの株枯病原菌 Nectria haematococca が産生するジベレリン様物質の単離・同定
- 93(P34) Trichoderma sp. USF-2690株の生産するDPPHラジカル捕捉物質 : Sorbicillin関連化合物の化学構造とDPPHラジカル捕捉活性(ポスター発表の部)
- 69.コムラサキシメジ(Lepista sordida)と芝の共生に関する化学的解明(口頭発表)
- P-53 コムラサキシメジ(Lepista sordida)と芝の共生に関する化学的解明(ポスター発表の部)
- 8-22 鉄を欠除して栽培したアルファルファ根分泌物のリン酸鉄(III)溶解能(8. 畑・草地および園地土壌の肥沃度)
- トリテルペン骨格の多様性の謎に迫る(B・天然物化学, 生薬学)
- 酵母でスクリーニングされた植物由来のCa^シグナル伝達阻害物質
- Cryptosporiopsis abietinaの産生するクロモン誘導体の化学構造について
- 51(P-19) Trichoderma sp. USF-2690株の生産するDPPHラジカル捕捉物質 : Bisorbicillinoidの生合成研究(ポスター発表の部)
- 42 糖を認識する天然超分子 : プラディマイシン複合体(口頭発表の部)
- 34 変異株によるChartreusin関連新規抗生物質の創製(口頭発表の部)
- P-49 新規ホスホリパーゼA_2阻害活性物質crgophilonc AおよびBの構造(ポスター発表の部)
- 37. 6a-カルバブラシノライド関連化合物の合成と活性評価(第35回大会研究発表抄録)
- 37 6a-カルバブラシノライド関連化合物の合成と活性評価
- Trichoderma sp. USF-2690 におけるビソルビシリノイド類の生合成 ; ソルビシリノールを経るソルビシリン, ビソルビシリノール, ビソルビブテノリド, およびビソルビシリノリド生合成経路存在の証拠
- 102(P47) ポリエンマクロライドRK-397の構造決定(ポスター発表の部)
- P-29 Streptomyces sp. USF-6280が生産するsurugapyrone類の構造と生合成(ポスター発表の部)
- 生体高分子溶液の動的ナノ構造 : 拡散係数の距離依存性によるスケーリング(基研研究会「ソフトマターの物理学」,研究会報告)
- 食材に含有される生体調節機能物質のケミカルバイオロジー解析
- 放線菌の生産する新規アミノ酸の構造解析 : 有機化学・天然物化学
- 磁場勾配パルスを用いたINADEQUATE法 : 有機化学,天然物化学,微生物
- Penicillium属菌の生産する植物成長調節物質の構造と活性 : 有機化学・天然物化学
- 36. 26-ノルブラシノライドの合成と生物活性(第35回大会研究発表抄録)
- 36 26-ノルブラシノライドの合成と生物活性
- 生体高分子ゲル中の分子拡散 : 時間に依存した拡散係数の測定(ソフトマターの物理学2003-普遍性と多様性-,研究会報告)
- P-65 Trichoderma sp. USF-2690株の産生する生理活性物質sorbicillinoid類の生合成研究(ポスター発表の部)
- A103 白葉枯病抵抗性イネ葉中に含まれるインヒビチン、 oryzalide に関連する脂肪酸共役化合物の立体配置に関する研究
- 18pYE-5 生体高分子中の分子の拡散定数の距離依存性
- 34 天然有機化合物の構造解析を指向した立体化学を考慮する^C-NMR化学シフト予測システムCAST/CNMRの開発(口頭発表の部)
- 59(P-35) 放線菌由来の新規ICAM-1/LFA-1依存性細胞接着阻害物質、Adxanthromycinに関する研究(ポスター発表の部)
- 84(P11) イチイから分離した微生物Pestalotiopsis sp.の生産する新規セスキテルペンの構造決定(ポスター発表の部)
- 9-14 アルファルファの鉄栄養と根粒菌の関係(9.植物の無機栄養)
- イチイから分離した微生物が生産するテルペン化合物 : 有機化学・天然物化学
- イネ葉に含まれる抗白葉枯病細菌物質,Oryzalic acid Aの前駆物質の単離,同定 : 有機化学・天然物化学
- バルク超電導体を用いた卓上型NMRの開発
- 均一磁場を有するバルク高温超伝導体磁石のNMR信号による評価
- かびにみられる不安定鍵物質を経る二量体生理活性物質の生合成
- 102(P28) ^1H-^Si PFG-HMBC法の応用によるシリル基結合位置の決定(ポスター発表の部)
- 93(P-20) リポキシゲナーゼ阻害物質テトラペタロン類の生合成経路(ポスター発表の部)
- 中国産食用茸中の生体調節機能物質によるがん予防効果の研究 (農学を基盤とする"食と健康"科学の展開)
- 天然有機化合物の構造決定は自動化できるか? 立体化学を考慮した^C-NMR化学シフト精密予測システムの開発
- かびの生産する二量体型抗酸化物質 Bisorbicillinoid 類の生物有機化学的研究 : 生合成経路の解明と新たなラジカル消去機構の発見
- 新規抗腫瘍フラボノイドGericudranin DおよびE : 有機化学・天然物化学
- 磁場勾配パルス法を中心としたNMR測定法の進歩
- 磁場勾配パルスを用いた選択的2次元NMR法 : 糖鎖工学
- Toxoflavinの^N-PFG-HMBCスペクトル : 有機化学,天然物化学
- 磁場勾配パルス^N HMBC法
- かびの生産する抗酸化物質Bisorbicillinoids類に関する生物有機化学的研究
- 微生物由来抗酸化物質のラジカル捕捉メカニズム バリエーション豊富な抗酸化物質から新たなラジカル消去機構発見の可能性
- 新規セスキテルペノイドDavidianone類の化学構造と生物活性 : 有機化学・天然物化学
- 6aQA-11 ヒアルロン酸水溶液中における観測時間スケールに依存した拡散ダイナミクス(液晶・ゲル・高分子溶液,領域12)
- P-46 海洋由来の微生物USF-TC31株が生産するDPPHラジカル捕捉物質(ポスター発表の部)
- P-1 強力なTNF-α発現制御活性を有するvialinin Bの合成研究(ポスター発表の部)
- 27aYC-3 ヒアルロン酸水溶液中の分子の拡散定数の距離依存性とナノ構造の関係(27aYC 光物性・動力学,領域12(高分子・液晶,化学物理,生物物理分野))