49 ステロイド側鎖およびC D環の立体選択的合成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(±)-De-AB-Cholestan-9-one (1) and (±)-De-AB-Cholest-8(14), 22-diene-9-one (22) were prepared as a synthetic precursor for various steroids. In the Synthesis of 1 three important reactions are involved. The first one is the highly stereoselective Claisen rearrangement of the allyl alcohol 9b to introduce the trans stereo-chemistry between C(13)methyl and C(14)hydrogen and the geometry of 17(20)E-olefin. The second one is an efficient intramolecular alkylation of C(9)acyl carbanion to construct steroidal C-ring. The third one is the stereospecific alkylation (SN2) of the secondary tosylate 2 by the protected cyanohydrin 16 to introduce the asymmetric center at C(20). These overall transformations provide the required stereochemistry at C(13), C(14), C(17) and C(20) in 1. The key reaction in the synthesis of 22 was a highly stereo-selective Michael addition of the organocopper reagent 28 in which C(23)allyl alcohol moiety serves to control the stereochemistry at C(17) and C(13) (cis-stereochemistry between C(13)methyl and C(17) side-chain). C(20)methyl was introduced stereoselectively by combination of Claisen rearrangement and decarbonylation. The stereoselectivity of the Michael addition reaction was, moreover, examined under various conditions.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1981-09-10
著者
-
高橋 孝志
東工大・院理工
-
山田 晴夫
東工大工
-
高橋 孝志
東工大・工
-
高橋 孝志
東京工大
-
辻 二郎
東工大工
-
山田 晴夫
岡山理科大学化学科ハイテクリサーチセンター
-
山田 晴夫
東工大・工
-
辻 二郎
東工大・工
-
内藤 洋一郎
東工大
-
高橋 孝志
東工大,工
関連論文
- 3B04 コンビナトリアル合成法によるベンゼノイド液晶化合物の探索(化学・材料)
- 3 分子力場計算に基づくタキソール合成中間体の分子設計とその合成研究(口頭発表の部)
- 2 保護したシアンヒドリンの分子内アルキル化反応によるAcoragermacrone,Germacrone,Humulene,Mukulolの合成
- 4 大員環エノラートを鍵中間体とするSarcophytol AおよびSteroid骨格の合成と理論計算(口頭発表の部)
- 18 エンジイン化合物(ネオカルチノスタチン-クロモフォア、ダイネミシンA)の合成及びそのDNA切断活性(口頭発表の部)
- MRI造影効果を有するオリゴキトサン誘導体の合成とその機能評価
- コンビナトリアルケミストリーの将来展望
- 9 シアロ糖鎖の合成研究(口頭発表の部)
- プロスタグランジン骨格合成の新展開
- 48 One-Pot Glycosidationを利用したファイトアレキシンエリシター活性を有するオリゴ糖の合成(口頭発表の部)
- 溶媒効果を取り入れた3糖の立体配座解析 (生物活性物質と計算化学)
- Macを120%活用するために--ワ-プロとChemDrawだけではもったいない (研究ツ-ルとしてのMacintosh)
- Macは化学研究にどのように使えるか (研究ツ-ルとしてのMacintosh)
- 3 理論計算に基づいたオリゴ糖の新規合成法の開発と立体配座解析(口頭発表の部)
- 匂いのない化学--糖鎖のモデリング--実例をまじえて (糖--その多様性を探る) -- (構造解析・分析)
- シアンヒドリンの分子内アルキル化反応による大環状ケトン,ケトラクトン化合物の一般合成法と天然化合物合成への応用 (生物活性物質)
- 1A14 キラルバナナ型液晶のB2相の強誘電・反強誘電性発現における偶奇効果(物理・物性)
- 39 パラジウム触媒で得られるブタジエンテロマーを利用したマクロライド類の合成
- 50 ステロイドCD環並びに側鎖の立体選択的合成
- 18 シアンヒドリンの分子内アルキル化反応による大員環ケトンの一般合成法とそのMuscone,Exaltone,Zearalenone,Resorcilide合成への応用
- 77 亜鉛アート錯体を用いたPrimary Prostaglandinsの合成(ポスター発表の部)
- パラジウム触媒を用いるβ-ケト酸アリル及びギ酸の新反応とその天然物合成への応用
- 中・大員環のコンホメ-ションによる反応の立体制御 (1987年の化学-5-)
- 52 2,3-ジアルキルシクロペンタノンエノレートのジアステレオメリックなメチル化と,それを応用した光学活性エストロンの合成
- 18 中・大員環化合物における立体化学制御 : ゲルマクラン骨格の構築およびペリプラノン-Bの全合成
- ブタジエンテロマ-を用いる有機合成反応の研究--ステロイドCD環および側鎖の立体選択的合成
- ステロイド合成法の最近の進歩 (1981年の化学-6-)
- 49 ステロイド側鎖およびC D環の立体選択的合成
- ブタジエンテロマ-を原料とする中・大環状ラクトンおよびケトンの合成 (中・大環状天然物合成の新展開) -- (ラクトンおよびラクタムの形成反応とマクロリドおよびその関連化合物の合成)
- 53 中員環の立体制御を用いたビシクロフムレノン及びペリプラノンAの全合成(口頭発表の部)
- 29 理論計算に基づくラジカル環化反応前駆体の分子設計とステロイド骨格合成への応用(口頭発表の部)
- 2 立体配座解析に基づく中員環歪み分子の合成設計 : ネオカルチノスタチン・エスペラミシン骨格の合成研究(口頭発表の部)
- 有機合成の新手段 : コンピューターの活用
- 1 大環状化合物の分子内Diels-Alder反応を用いたステロイド骨格の新合成法(口頭発表の部)
- ステロイド合成の新展開 : ステロイドCD環および側鎖の立体選択的合成
- 6 ブタジエンテロマーより得られる新しいBis-annulation試薬とそのステロイド合成への応用
- 溶媒効果を取り入れた3糖の立体配座解析
- タイトル無し