小売企業における規模優位機会の実現能力 -単一事例にもとづく考察-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ここでは(株)ラルズという小売企業の規模成長経路を明らかにする。この企業を事例として取り上げる理由は次の2点にある。ひとつはバブル経済崩壊後の1990年以降,低成長経済下にある北海道に経営基盤をもちながらも,売上高と経常利益で増収増益を遂げてきた点にある。もうひとつは(株)ラルズは内的手段だけではなく,外的手段によって成長してきた点である。この2点から(株)ラルズは多様な成長手段を利用して急成長した小売企業であり,(株)ラルズを取り上げることで単一事例ながらも複数の成長手段と規模優位性の関係を考察することができる。本稿では,(株)ラルズの成長を規模優位性という観点から考察する。
- 2008-03-10
著者
関連論文
- ノンフロン冷蔵庫の日本市場導入におけるNPO・政府・企業間の戦略的協働の事例分析
- 中小企業の製品開発活動と地域ネットワーク -諏訪・岡谷地域と東大阪地域の事例研究-
- 地域企業のイノベーション戦略 : ネットワーク活用による新製品開発(経営学の新世紀: 経営学100年の回顧と展望)
- 小売企業における規模優位機会の実現能力 -単一事例にもとづく考察-
- チェーンストアにおけるサプライチェーンの動態 -投機型から延期型への移行と障壁-
- 業績管理システムの設計と利用の関係に関する実証研究
- 成果報酬制度の導入が及ぼす組織成果への影響 : ある照明機器メーカー営業部門における事例研究
- 業績評価システムのチェンジ研究 : 知見と課題
- 業績評価制度の変化に関する実態調査
- 産業集積における技術イノベーションの実現過程 -鯖江眼鏡枠産地のフィールド調査を通した予備的考察-
- 小売フォーマット概念の再検討
- 小売フォーマット開発の分析枠組
- 国際人道支援分野における戦略的協働の事例分析 -人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)とジャパン・プラットホーム(JPF) -
- 北海道の中小企業における情報化の現状・課題・展望 : 北海道大学ビジネスネットワーク研究会調査を中心に ( 北海道の現況と問題点)
- 小売業における品揃え規模の優位性
- 企業者ネットワークに関する経験的研究の現状と展望
- 非財務的業績指標に関する実証研究の展開--C. D. IttnerとD. F. Larckerの研究を中心として
- 研究開発協力行動に関する経験的研究の現状と展望
- インターラクティブ・コントロール研究に関するレビュー・アーティクル
- 創造的中小企業における共同開発行動の規定因 : 九州地域の創造法認定企業サンプルデータを用いた予備的分析
- 中小企業におけるMCS研究の展望
- 地域企業の境界マネジメント : 境界デザインの規定因に関する実証研究
- 低成長経済における小売商業構造の分析 : 人口分布と小売店舗分布の関係に焦点をあてて
- マーケティング行為からみた小売業による需要創造--明治期呉服店の経営行為を考察対象として
- 小売業態開発のマネジメント : 店舗組織と多店舗組織におけるトレードオフ
- 小売購買行動研究に関する展望と課題 - 「買い手視角」での小売購買行動研究に向けて -
- 商品購買における「情報システムの逆機能」--リスク回避的バイヤーにみる合理性とその弊害
- 小売購買行動研究に関する展望--「買い手視角」での小売購買行動研究に向けて
- 企業間異質性を基点とした業態革新 : 主体的行動をベースとした理論の構築に向けて(戸島熈名誉教授記念号)
- マーケティング行動からみた小売業による需要創造--明治期百貨店の経営行動を考察対象として