移動ノードの協調による位置依存情報の保持手法(MBL)

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概要

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位置依存情報を無線アドホックネットワークを通信基盤とするネットワークシステムで扱う手法を提案する。小規模のアドホックネットワークでは、検索要求に対して平均的に低通信オーバヘッドで応答可能な手法としてアドホックネットワークの中心付近に存在するサーバノードにすべての情報を保持する手法が提案されている。しかし、広領域に低密度に移動ノードが分布し、比較的高速に移動するアドホックネットワークでは、位置依存情報を情報生成位置の近隣にある移動ノードに格納し、位置を送信先として指定可能なルーティングプロトコルによって検索要求メッセージを配送する手法が有効に機能する。そこで本論文では、位置依存情報を移動ノードの経時的位置変化にも関わらず、指定された保持領域内部での保持を維持する手法を提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
2007-11-21

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