自律型ロボット教材を用いたプログラム学習に対する効果

概要

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情報に関する教育の重要性が示されている現在,中学校技術・家庭科技術分野における「情報とコンピュータ」の学習は中学校学習段階の情報教育の学習において必要不可欠なものである.なかでも,選択領域である「プログラムと計測・制御」の学習において,自律型ロボットを教材とした教育実践が多数報告されている.その実践の中では,課題を解決しながら学習を行うことで,生徒の学習意欲,深い知識の習得などの技術的素養の向上,創造性の育成ができるとされている.本研究は,自律型ロボット教材を用いた「プログラムと計測・制御」の内容における実践において,技術的素養の向上を図り,その中でも創造性を広げることができる学習指導計画作成を最終目的とする.本報告では,創造性を広げる課題解決型の学習スタイルに着目し,その学習スタイルを採り上げて行った授業実践とそこで得られた効果について述べる.また,授業実践の中で,基礎・応用・創造の3段階を踏む学習をすることで意欲の向上,知識の習得に加えて創造性の広がりを期待できることが確認された.
2007-07-01