高校生の生活と貧血に関する実態調査
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概要
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高校生の生活と貧血の実態がいかなるものかを明らかにする事を目的として本調査を行った。調査対象は、北海道内のK校に通う602名(男子510名、女子92名)、関西圏のY校に通う338名(男子207名、女子131名)である。調査は、K校が食事・睡眠・運動など生活や健康についてのアンケートと血色素量の測定、Y校は血色素量の測定のみで、単純集計した。K校においては、生活・健康アンケートと血色素量の関係をみることとし、Y高校に関しては、K校との血色素量比較をすることとした。結果、1.K校の22.0%、女子19.6%、Y校男子55.1%、女子45.0%に基準血色素量を下回る者が見られた。2.両校とも女子より男子に多かった。3.K校において、手の冷たい学生が貧血傾向を示した。4.K校の寮・下宿・アパートに生活する学生に貧血傾向が見られた。5.K校において、睡眠不足・運動不足傾向の学生が多く、そうした生活習慣が貧血に影響している傾向が見られた。一般的に女子に多いといわれる貧血であるが、運動・食事等が充実していた男性に多くなってきたことは、大きな問題であり、睡眠・食事・運動といった生活習慣の見直しが男女問わず求められることが示唆された。
- 北海道教育大学の論文
著者
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佐藤 毅
北海道教育大学附属釧路中学校
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小澤 治夫
東海大学
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三島 利紀
釧路工業高等専門学校
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小澤 治夫
北海道教育大学釧路校
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樽谷 将志
北海道教育大学大学院
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西山 幸代
京都府立山城高等学校
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小澤 治夫
北海道教育大学
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三島 利紀
釧路鉱業高等専門学校一般教科(保健体育)
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小澤 治夫
北海道教育大学釧路校保健体育科
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小澤 治夫
東海大学体育学部体育学科
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樽谷 将志
北海道教育大学
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