カレンダーに基づいた運用周期からみるサーバ群の平常負荷把握と予測
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概要
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サーバ・ネットワークシステムが大規模・複雑化するなかで、安全運用の確保とIT投資を的確に行うには、重要サーバだけを把握するのではなく、全サーバの平常負荷(平熱)を把握した予測管理に重点をおくことが肝要である。サーバの負荷は複雑な変動を示すので、平常負荷の把握は非常に困難に思えるが、実態はカレンダーに基づいた実業務の運用周期に連動している。今回、その平常負荷と運用周期の関係に注目し、過去から未来にわたり日付を特定できる週、月、年などの複数の周期モデルを用い、平常負荷の把握と予測を支援する運用SEツールを開発した。本稿は、平常負荷の把握と予測の手法を述べ、大規模サーバ群の予測管理における実用性を事例から検証する。
- 2007-11-19
著者
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塩川 孝雄
株式会社アイ・アイ・エム技術本部
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國本 賢一
株式会社アイ・アイ・エム技術本部
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松本 征大
株式会社アイ・アイ・エム技術本部
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三保谷 聡
株式会社アイ・アイ・エム技術本部
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荒居 真司
株式会社アイ・アイ・エム技術本部
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