エネルギー空間伝送用高光出力1xNアクティブMMIレーザーの発振特性(超高速伝送・変復調・分散補償技術,超高速光信号処理技術,広帯域光増幅・WDM技術,受光デバイス,一般)
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概要
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エネルギー空間伝送を目的とした高光出力半導体レーザーの検討を行っている。このため、フェイズロック機能付の高出力半導体アレイレーザーと、アレイからの光出力を目的対象物へ偏向するためのアレイ導波路型ビーム偏向器との組み合わせによる高出力半導体レーザーシステムを検討している。今回、フェイズロック機能付の高光出力半導体レーザーとして1xN型のActive MMI-LDを初めて試作し、その発振を確認したので報告する。一般に、MMI分岐回路で光出力をN分岐した場合、各出射端での光の位相は一致しない(例えばN=3の時、中心導波路での位相をOradとすると両脇はπ/3radずれる)。このため、1xN-MMI導波路構造をそのままレーザー構造としただけでは、正常な共振構造とはならない。そこで、位相整合領域を集積した構造を新たに提案し、位相を整合させ、正常な共振構造を実現した。この位相整合領域を有するActive MMI-LDを設計・試作(λ=1.31μm)した。結果、スロープ効率はシングルモードレーザーで0.16W/A、Active MMI-LDでそれぞれ0.16W/A(N=2)、0.16W/A (N=3)と一致していた。この結果から、1xN型でのActive MMI-LDの正常な発振動作を初めて確認できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-10-25
著者
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