中間子多重発生データの丹生模型的分析(1)
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概要
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Koba et alに依って提起されたasymptotic energy領域での多重度分布に関するscaling behaviorは50-300GeV/cで実験的によく成立っていることがSlatteryによって報告された。私達は2つの火の玉模型-丹生模型-の立場から, Koba et alのscalingを検討する中で,その物理的意味をあきらかにしてきた。それは,丹生によって導入された物理量"相互作用の運動量"が,入射粒子のエネルギーに依らず,一定の分布をとるということである。さらにこの分布関数を用いて,平均多重度のエネルギー依存性を求め,実験と一致することを確かめた。又, ISRのη分布の検討の中で,対称Jetに加え,非対称Jetをも一定の割合で考慮しなければならないことが判明し,現在検討中である。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1974-01-20
著者
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