サイレージ用トウモロコシの茎葉部分の栄養価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
早生(ワセホマレ・C535),中生(ホクユウ・Jx 92),晩生(Jx 162・P 3390)の6品種を用い,乳熟期から成熟期までの茎葉部分の栄養価を調べた。早・中・晩生種間で,乾物および残余炭水化物の含有率には有意な違いがあったが,他の化学成分,消化率およびDCP,TDN,可消化エネルギー(DE)含量には有意な違いがなかった。早・中・晩生種ともに子実の熟度が進むにつれて,粗脂肪以外の消化率は有意に低下した。乳熟期から刈取りまでの日数と不消化細胞壁物質含量との間には有意な正の相関があり,1日当りの上昇の程度は0.21%で早・中・晩生種とも同じであった。茎葉部分の栄養価は乳,糊,黄,成熟期の順に乾物中で,DCP: 2.4,1.4,1.1,0.9%,TDN: 62.6,59.6,57.9,52.7%,DE: 2.70,2.56,2.43,2.21Kcal/gDMであった。
- 日本草地学会の論文
- 1983-10-28
著者
関連論文
- とうもろこしの品種・刈取時期と,とうもろこしサイレージの栄養価について
- 中性デタージエント法によるオーチャードグラスの栄養価と自由採食量の評価
- アルファルファの生育日数と栄養価および自由採食量との関係
- サイレージ用トウモロコシの茎葉部分の栄養価
- オーチャードグラスの季節別の生育日数と栄養価の関係
- 寒地型イネ科牧草のデタージェント法による化学成分と消化率および可消化量との関連
- ペレニアルライグラスとオーチャードグラスのめん羊による自由採食量と飼料価値の比較
- アルファルファのめん羊による採食量と飼料価値
- オーチャードグラス採食時の羊糞中成分と消化率および牧草中成分との関連