疾病・障害をもつ人間の自己認知と行動を捉える視点
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概要
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疾病・障害をもつ人間の生き方と価値観を、1.自己認知の2側面、2.客観性・多面性、3.自己肯定性、4.目標性、という4要素によって捉え、認知と行動という枠組みの中に位置づけた。広義の行動を認知と行動という2つのレベルから成るものとし、その対象を自己と外界(非自己)に分けて包括的な枠組みを提示した。本稿の目的は、人間行動を認知レベルと行動レベルに分け、かつその対象を自己と外界に分けてそれぞれを4つの要素によって構成し、人間の望ましい生き方や価値観、疾病や障害をもつ人々の行動とその問題を包括的に理解する枠組みを提起することである。
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