船舶清水タンクの内面塗装と水質維持に関する研究-III : 水セメント塗装タンク水中にドライアイスを投入した実験(日本航海学会第34回講演会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)塗装後漲水するまでの水セメントの乾燥時間は24時間位が適当と云える。2)ポルトランドセメント1kgを塗装したタンクに消費されるドライアイスは120g〜150gでよいと云える。3)ドライアイスは少量ずつ分割投入する方がよい。4)セメント塗装量および塗装面積とドライアイスの消費量について,更にセメント固相面に難溶性の炭酸カルシウムを反応生成するに必要な炭酸水の炭酸物質濃度,反応後のセメント固相面の生成物の分析などについては,目下研究中で,後日の機会に発表したい。5)実験には長時間を要したが,短時間で反応が終了する方が実用価値は大きい。このことについては今後検討してみたい。此の研究を行なうにあたり,御指導を戴いた神戸大学井上嘉亀教授,水産大学校前田弘助教授・田川昭治教官,実験に御協力戴いた天鷹丸乗組員に心からの謝意を表します。
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1966-07-25
著者
関連論文
- ブロツク式建造漁船における船内磁場の分析(日本航海学会第33回講演会)
- 緯経度補正によるディファレンシャルGPSの漁場探査における有効性について
- 関門海峡における一般通航船と操業漁船の安全について
- 関門海峡中部水域における船舶交通と漁船操業の実態
- 関門港東口付近における船舶交通と漁船操業の特性
- 関門港西口付近における船舶交通特性
- 港外仮泊船の動静に関する統計的研究 : 六連泊地をモデルとした錨泊船の調査・解析
- GPS航法装置の定点における測位精度について
- 安全航行と安全操業に関するアンケート調査結果について-II : 瀬戸内海および豊後水道の航行船
- 安全航行と安全操業に関するアンケート調査結果について-I : 瀬戸内海および豊後水道の漁船
- 船舶清水タンクの内面塗装と水質維持に関する研究-III : 水セメント塗装タンク水中にドライアイスを投入した実験(日本航海学会第34回講演会)
- 船舶清水タンクの内面塗装と水質維持に関する研究-II : 水セメント塗装壁に炭酸ガスを反応させることによりアルカリの溶出防止(日本航海学会第34回講演会)
- 船舶清水タンクの内面塗装と水質維持に関する研究-I : 市販各種塗料の水質に及ぼす影響(日本航海学会第34回講演会)
- 100尺2枚仕立てトロール網の海上実験
- 後方体積散乱強度に及ぼす船体動揺と調査条件の影響