船舶清水タンクの内面塗装と水質維持に関する研究-II : 水セメント塗装壁に炭酸ガスを反応させることによりアルカリの溶出防止(日本航海学会第34回講演会)
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概要
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1)ドライアイスで処理したタンク水のpHは時間経過と共に少しずつ上昇し,24時間後に水道法許容値(pH5.8〜8.6)をこえた。2)水セメント塗装後12時間乾燥してドライアイスを投入したタンク水のpHは,他の時機(塗装後3,6,9,24時問乾燥)に投入したタンク水のpHより常に低かつた。3)ポルトランドセメント1kgの塗装壁を中性化するために必要な炭酸ガス量は約750gである。この値は1kgのセメント凝結物から遊離すると考えられる水酸化カルシウムと反応するに必要な,理論上の炭酸ガス量の約3倍になる。4)炭酸ガスを48時間密封反応させたタンク水のpHが最も低かつた。
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1966-07-25
著者
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