5・6歳児の睡眠に関する研究 : 睡眠リズムと就寝時に焦点をあてて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
乳幼児期は基本的な生活習慣を確立していく段階であるが,夜遅くまで起きている習慣がつく子どもが急増してきている。保育所・幼稚園などでも園児の夜ふかしが問題視され,保育者は家族に早寝早起きするよう働きかけてはいるが,期待した成果が得られていないのが実状と思われる。早寝早起きの意義は大きく理想ではあるが,時代的背景を考慮すると限界も感じてしまう。それよりも,家族がおかれている環境の中で実現可能なことから改善していくという柔軟さも必要なのかもしれない。そこで,現代の子育てにおいて,子どもに少しでも良質な睡眠を提供するための手立てとはどのようなものかを検討したいと考えた。岡山県の保育所・幼稚園の5〜6歳児260名を対象に,2週間連続の睡眠リズムと就寝時の過ごし方に焦点をあてて,質問紙によるアンケート調査を実施した。睡眠リズムは週末に崩れやすく,就寝時までの過ごし方はテレビやビデオから光刺激を多く受けている特徴が明らかになった。今後は,こうした点にも着眼した保健指導を行う必要性が示唆された。
- 2006-06-16
著者
関連論文
- 入院患児にとって医療保育がもつ意味
- 5・6歳児の睡眠に関する研究 : 睡眠リズムと就寝時に焦点をあてて
- 私たちの日常生活に関する研究(2) : 女子短大生の日常生活における気づきから半年間の変化について検討
- 医療保育専門士の資格制定に伴う養成校の課題
- 私たちの日常生活に関する研究(3) : 幼児の睡眠リズムと平衡性能力から検討
- ダウン症児の成長発達支援において看護職が担う役割
- 保育学生が園児から受けたプライベートゾーンに関する言動・行動と対応の実態 第1報 : 特別講義を受講するまでについて
- 幼児の手洗い技術に関する研究