幼児の手洗い技術に関する研究
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概要
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日常生活習慣の中で感染症予防として期待される手洗いを,幼児期に焦点を当てて研究した。その結果,幼児期の手洗いは,「あらかじめ手を湿らさない」「手掌と手背を集中的に洗う」「石〓手洗いしても洗い残しがある」などの傾向がみられた。衛生的な手洗い方法で洗うことがなく,洗い残しは年齢と相関なく過半数あった。これらのことから,手洗いはマナーとしては定着している可能性はあるが,感染症予防の衛生的意味から評価できる技術とはいえないことがわかった。これをふまえて,手洗いに関する指導では指先,指間,拇指などを洗うことが課題と考える。また,特に清潔が必要とされる手洗いの時は,保育者がそばで見守ったり適切な言葉かけを行わなければ,衛生的な効果を上げることができないことが示唆された。
- 中国学園大学の論文
- 2004-06-16
著者
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