ダウン症児の成長発達支援において看護職が担う役割
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概要
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小児は成長発達することが最大の特徴であり,看護の目標にもその支援をおこなうことがあげられている。しかし,その解釈は短期的な視点でしかなく,一生の連続線上ではとらえられていないように感じられる。今回,看護職の支援の現状を把握するため,幼児期・学童期のダウン症候群(以下ダウン症と称す)を養育する親8人に対して看護職から支援されたと思う経験について回答を求めた。その結果,看護職から支援されたと回答した親がほとんどおらず,逆に不快な経験をした親が多かった。特に,看護職が疾患理解をしていないことから生じる問題が浮き彫りにされた。今後の看護の質的な向上を目指す上で,地域で生活するダウン症児に対して関心を持つことが,その第一歩であると考えられた。
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