『妙法院日次記』による開帳記録
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概要
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近世期には、各地で寺社開帳の事があった。自坊で秘仏等を公開する場合もあったし、他所へ赴いて公開する所謂出開帳も多く認められる。また、開帳に際して霊宝が公開される場合もあり、この時には刷り物も作られる事があった。展観目録あるいは略縁起の類いである。ところが、開帳の実際を知る事は容易な事ではない。開帳の有無すら把握は困難と言い得る。しかしここに『妙法院日次記』(刊行分二十一冊)があり、幸いに活字化された本も『史料纂集』(続群書類従刊行会)に備う。そこで、『妙法院日次記』から開帳記事を拾い手控えとしていたものを年表様に組み資料として開示する。他資料との校合や展観目録等の存在の有無は別である。
- 京都女子大学・京都女子大学短期大学部の論文
- 2007-01-30
著者
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