和解本善書の研究 : 「功過自知録大意」の問題
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概要
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中国善書の和解本は、近世期日本を席捲した。就中『和字功過自知録』は、善悪星取形式が大いにうけたと思量される。そしてこの『和字功過自知録』には「功過自知録大意」一篇が附されてある。天保六年には「功過自知録大意」を独立した一篇とする考えに基づき『和語陰〓録大意』が刊行されたに際し附録されてもいる。しかし、この『和語陰〓録大意』に附録された「功過自知録大意」は、他と全く異なる内容となっている。そこで、安永五年版・寛政十二年版・天保九年版の『和字功過自知録』所載「功過自知録大意」を紹介復刻し比較の上、その異同を明らかにしょうとしたものである。
- 京都女子大学・京都女子大学短期大学部の論文
- 2004-06-30
著者
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