腐植土抽出物の可移植性マウスL1210白血病に対する抗腫瘍効果(免疫学)
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概要
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腐植物質は,腐植土中の有機物が分解されたものであり,かつて有機物や微生物が存在していた広範な土壌環境中に見出される.今回の実験において,腐植土抽出物をDBA/2マウスに飲水経口投与すると,背部皮下に接種した同系L1210白血病細胞の増殖を顕著に抑制した.その効果は腫瘍細胞に対する腐植土抽出物の直接的な殺細胞作用によるものではなく,また腫瘍細胞にアポトーシスは誘導されなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2007-10-25
著者
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