車椅子バスケットボール選手のDEXA法による体組成と基礎代謝量

概要

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"今回車椅子バスケットボール選手を対象に体組成と基礎代謝量を測定した.また,DEXA法による測定も行った.対象は,男性車椅子バスケットボール選手(Wheelchair Basketball Player群,以下W群)9名(年齢27.9±8.5歳),健常男性(Control群,以下C群)7名(年齢28.0±5.6歳)とした.基礎代謝量は,W群が1,288±138kcal/day,C群が1,474±66kcal/dayであった.基礎代謝量の絶対値においてW群がC群よりも有意(p<0.01)に低値であった.体重あたりの基礎代謝量は,W群が20.9±3.7kcal/kg/day,C群が22.2±1.6kcal/kg/dayであった.DEXA法においてW群はC群よりも左足,右足,全身の筋肉量が有意に低値を示した.全身の各部位毎の筋肉量に対する基礎代謝量は,下肢だけ違っていた.従って,W群の基礎代謝量が減少した要因として下肢筋肉量の減少が最も影響していると考えた."
川崎医療福祉大学の論文