高移動頻度環境のための位置ベースアドホックルーティングプロトコル(セッション4:MANETルーティング)

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概要

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本論文では、移動コンピュータの移動特性が高頻度、高速度であるアドホックネットワークを対象とするルーティングプロトコルを提案する。ここでは、各移動コンピュータが自身の現在位置を取得するデバイスを備えていることを前提とし、無線マルチホップ配送経路を移動コンピュータの列ではなく、中継転送を行なう位置の列として与え、この位置に最も近い移動コンピュータを転送データメッセージごとに動的に選択する方法を用いる。この方法をソースルーティング方式に適用したルーティングプロトコルを設計し、DSRとシミュレーション実験によって比較評価したどころ、マルチホップ配送経路の接続時間を平均76.2%延長した。この延長率は、移動コンピュータ密度が高いほど、また、配送経路のホップ数が大きいほど大きい。
一般社団法人情報処理学会の論文
2007-09-27

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