近隣ノードによるバッファリングを用いたセンサデータ配送プロトコル(セッション2:セキュリティとマルチホップ通信)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
センサデータの無線マルチホップ配送では、無線通信の利用による衝突、競合の回避に加えて、センサノードの通信バッファ容量を考慮する必要がある。次ホップセンサノードの通信バッファに空きがない場合には、センサデータの転送を行なうことができない。このように通信バッファに格納されたセンサデータを短時間にシンクノードへと配送することが求められる。本論文では、シンクノードへの無線マルチホップ配送経路に隣接するセンサノードのバッファを利用して、よりシンクノードに近いセンサノードの通信バッファにセンサデータを格納することによって、センサデータの通信遅延を縮小する手法を提案し、これを実現するルーティングプロトコルとデータ配送プロトコルを設計する。また、シミュレーション実験評価により、中継センサノードのバッファに格納されたメッセージをシンクノードに配送するために要する時間が提案手法を用いることによって短縮されることを確認する。
一般社団法人情報処理学会の論文
2007-09-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク