断続的なREM断眠ストレス負荷誘発性マウス腸管輸送能の亢進
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概要
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Clinical reports have shown that irritable bowel syndrome (IBS) is comorbid with anxiety and stress-related events. The treatment of rapid eye movement (REM) sleep deprivation (REMSD) is a potent stressor in animals. Stress in humans commonly results in gastrointestinal dysfunction, which is characterized by its symptomatology because the etiology is completely unknown. In the present study, we found that intermittent REMSD treatment (20 h/day) for 3 days markedly increased gastrointestinal transit of charcoal meal in mice. The accelerated gastrointestinal transit was significantly inhibited by both diazepam (1 and 2 mg/kg, p.o.) and by a peripheral , μ-opioid receptor agonist loperamide (3 and 10 mg/kg, p.o.), which are clinically used to treat diarrhea-predominant IBS. The ID_<50> values of loperamide in cage-control (CC) mice and intermittent REM sleep deprived mice were 18.14mg/kg and 6.78mg/kg, respectively. These results indicate that intermittent REMSD treatment increases gastrointestinal transit; this model may be useful for evaluating the effects of drugs on diarrhea-predominant IBS, and the supersensitivity of peripheral , μ-opioid receptor may be involved in the accelerated gastrointestinal transit.
- 東北薬科大学の論文
著者
-
中川西 修
東北薬科大学薬理学教室
-
只野 武
東北薬科大学薬理学教室
-
新島 富紀枝
東北薬科大学
-
丹野 孝一
東北薬科大学薬理学教室
-
只野 武
東北薬科大・薬理
-
只野 武
東北薬科大学薬品作用学教室
-
新島 富紀枝
東北薬科大学薬理学教室
-
丹野 浩一
東北薬科大学
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