周生期動脈管におけるEP_<1〜4>受容体の発現動態とその機能

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概要

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動脈管の胎生期における拡張維持と出生後の収縮閉鎖過程においてプロスタグランジン(PG) E_2が大きく関与していることは広く知られている。PGE_2の受容体は,EP_1,EP_2,EP_3及びEP_4の4つのサブタイプの存在しているが,ラットにおいて周生期動脈管におけるこれらの各PGE_2受容体の発現動態に関する報告は未だなされていない。そこで本研究は,出生前後のラット動脈管における4種のPGE_2受容体の発現動態をRT-PCR法を用いて明らかにするとともにPGE_2受容体選択的アゴニストを母体に投与しその子の動脈管の変化を観察した。その結果,ラット胎子及び新生子動脈管において,すべてのEP_1,EP_2,EP_3及びEP_4受容体が発現していることが明らかとなった。一方,EP_2受容体選択的作動薬の母ラットへの投与は,その子の動脈管に何ら影響を及ぼさなかった。
麻布大学の論文

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