中国語教育における中国の歌の効用について : 中国語の歌的要素を発音練習に取り入れる試み
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概要
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歌そのものの効用よりも、中国語の持つ歌的要素に着目し、発音段階において歌を授業に取り入れる必要性を論ずる。まず、中国で古くから児童の国語教育に用いられてきた『三字経』に中国語の本質に迫る歌的要素があることを解き、発音指導段階から『三字経』を導入することで、中国語の持つ音楽性を脳に埋め込む必要性を提言する。つぎに、「中国の歌を歌う時には歌詞の四声は必要ない。」との従来の定説は定説として、中国語関係者に広く知られている歌を4曲選択し、「声調」と音譜の関係の合致度を計測する実験を行い、「歌を歌う場合でも、歌詞の音節と声調(四声)、意味をしっかりと踏まえておく必要性」を明らかにする。
- 2007-03-31
著者
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