中国語の描写性を豊かにする文法項目
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概要
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中国語文法において中級以上として扱われる項目、或いは文法書に取りあげられていない項目の中から、形容詞を中心に、描写性を豊かにする文法項目を選び、必要な例文を挙げて解説する。まず、判断詞"是"の用い方で見逃されている「是+"介"」構文を取りあげる。この構文にも形容詞が名詞を限定して連体修飾語となる構造がある。つぎに、形容詞の描写機能を状態形容詞の文法的特徴を中心に考察し、また、形容詞の重ね型が文中において連体修飾語、述語、連用修飾語、補語になる場合のそれぞれの役割について解説する。量詞では主に描写性の高い借用動量詞を取りあげ、最後に、特に描写性が強いと考えられる量詞と形容詞との共起について検討する。
- 長崎ウエスレヤン大学の論文
- 2007-03-31
著者
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