中国語類義語の差異や互換性
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概要
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中国語の学習が進むにつれ、語彙の量は増えてくるが、それに比例して類義語(同義語)も多くなる。中国語の中級レベルでは、類義語の比較と用法が大きな比重を占めている。辞書を引いても、どの場面でどの語を使えばよいのか戸惑う学習者は多い。そこで、中国語の感覚を養う一助として、日常使用される類義表現の中でも、大学生としてこれぐらいはマスターしてほしいと思われる言葉に焦点を当てて解説した。言葉には中心的(基本的)な意味と周辺的(相手に与える印象・臭いのようなもの)な意味の二つの側面がある。私たちは母国語を話す場合、数ある似た言葉の中から、中心的な意味と周辺的な意味を無意識のうちに判断して、その場面にとって最もふさわしい一語を選んで会話をしている。中国語もしかり、言葉の持つ両面の微妙な違いを感じ分けられる語感を大いに磨いていただきたい。
- 長崎ウエスレヤン大学の論文
- 2006-03-31
著者
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