再送信代行を含んだ無線マルチホップ配送の性能評価(携帯端末,モバイルアプリケーション,モバイルコンピューティング)

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概要

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モバイルアドホックネットワークにおける無線マルチホップ配送では、ルーティングプロトコルによって検出された配送経路に含まれるすべての移動コンピュータが順にすべてのデータメッセージを転送することによって、エンドエンドの配送が実現されている。本論文では、各無線転送ホップにおいて、次ホップ移動コンピュータにより近い移動コンピュータが前ホップ移動コンピュータに代わってデータメッセージの再送信を行なう機構を導入することにより、マルチホップ配送経路を動的に変更し、配送遅延の短縮と御メッセージの削減を実現する手法を提案する。また、これを実現するための拡張AODVプロトコルおよびデータ配送プロトコルMMDTP(Meander Multihop Data Transmission Protocol)を提案する。さらにシミュレーション実験により、1ホップのデータメッセージ配送に要する再送信回数の削減と、マルチホップ配送におけるエンドエンド配送遅延の短縮効果を評価する。
2007-05-10

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