臨床心理学における「主体性」概念の捉え方に関する一考察
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概要
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The purpose of this paper is to exam the concept of “SYUTAISEI” (Self-direction) from the point of clinical psychology: Recently there have been a number of problems pertaining to children in school, such as school refusal or bullying. And as one of the reasons of their problems in children, “SYUTAISEI” or the ability to think by oneself and to act by oneself could be identified. The word “SYUTAISEI” has been used mainly in the field of philosophy, and it has been discussed with the problem of self for “SYUTAISEI”. This also holds true in the field of psychology. In clinical psychology and its related fields, it has been said that “SYUTAISEI” is a key element in many psychological problems. The concept of “SYUTAISEI” was closely examined by using “SYUTAISEI Scale”, which was constructed by the author, as a result, the structure of “SYUTAISEI” was suggested, along with the review of post studies. In the future study, it will be necessary to consider how the concept of “SYUTAISEI” could be practically applied in clinical work.本論文の目的は、「主体性」のコンセプトを、心理医学的な対場から調査することである。近年、登校拒否や、いじめのある学校に間係する子供たちに数々の問題が発生している。そして、これらの問題のひとつの要因というのが、「主体性」もしくは、一人で考え行動する能力が確認された。シュア知性という言葉は、哲学の分野で主に用いられる言葉であり。これは自己の問題を議論するときに「主体性」が用いられた。これは、哲学の分野においても真実を握っている。心理医学やそれに関連する分野では、「主体性」は、多くの心理的問題のキー要素であるといわれている。「主体性」のコンセプトは、筆者によって構築された「主体性のスケール」を使い綿密に調査することにより、結果として「主体性」の構造が後の研究のレビューとともに提案された。将来的には、医学的な立場から、「主体性」のコンセプトが実際にどのように適応されるかというのが必要となる。
- 2001-03-31
著者
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