好中球の刺激に伴う活性酸素生成とその刺激物特異性について
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概要
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Upon interaction with soluble or particulate matter, neutrophils produce active oxygen species. Since luminol-dependent chemiluminescence (CL) in neutrophils can blocked by azide, an inhibitor of myeloperoxidase activity, it has been believed to reflect the peroxidasecatalyzed reaction. The sensitivity of CL to superoxide dismutase (SOD) was very high when the cells were stimulated with formylmethionyl-1eucyl-phenylalane (FMLP) but not by phorbol myristate acetate (PMA) or opsonized zymosan (OZ). Luminol-dependent CL can be blocked by azide when neutrophils were stimulated by OZ or PMA. In contrast, the inhibitory action of azide was not observed in the case of stimulation by FMLP. These results were also supported to the measurement of H202 in suspending medium : when cells were stimulated by arachidonic acid, PMA and OZ, hydrogen peroxide production by neutrophils were increased by addition of superoxide dismutase (SOD) or azide. Furthermore, stimulation-dependent CL, especially by FMLP, was increased by vanadete. In this case, vanadate was reacting with O^∸_2 to yield an oxidant capable of initiating a free radical chain oxidation of NADPH. Thus, the oxidant species and the enzymatic pathway of the phagocytic cells follwing of their respiratory burst by various stimuli are distinctly different from one stimuli to another.
- 高知大学の論文
- 1989-12-10
著者
-
土屋 正彦
高知医科大学 麻酔蘇生
-
友田 三保
高知医科大学麻酔・蘇生学教室
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岡添 陽子
高知医科大学・生物学教室
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枝重 圭祐
高知医科大学・附属動物実験施設
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内海 耕慥
高知医科大学・生物学教室
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内海 耕慥
岡山県立大学 保健福祉・栄養
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内海 耕慥
高知医科大学・医学部・生物学教室
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枝重 圭祐
高知医科大学医学部附属動物実験施設
-
高橋 龍太郎
高知医科大学・生物学教室
-
倉繁 迪
高知医科大学・生物学教室
-
土屋 正彦
高知医科大学・麻酔学教室
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