4.京都のビル高層化問題と身近な地域の学習
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概要
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中学校社会科地理的分野における「身近な地域」の学習を,レポート・プレゼンテーション・ディベート・意志決定モデル作成等,多様な表現形態を取り入れた通年の課題学習として設計した。課題学習の全体を統一する課題としては,「身近な地域にはどのような問題があるか」を設定した。この問いを解く過程で,生徒の関心は身近な地域の環境に関わる問題へと向かった。その中で,特に「京都のビル高層化」問題を取り上げてディベート学習を組織した。その結果,学習の全体を通して,「情報処理能力の向上」「地域の再認識」「社会との接近」等の成果が生まれたが,「景観そのものが論争の対象になり得ていない」「調べ学習がディベートの立論につながらない」などの課題が残された。
- 京都教育大学の論文
- 1997-03-31
著者
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