6.日本の中学校における環境教育の現状と課題(<特集>教員養成における環境教育推進に関する国際シンポジウム)
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概要
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まず,今日の日本の中学校における環境教育が抱えている課題を,(1)校種間格差・学校間格差の拡大,(2)学習内容のパターン化,(3)短絡的な結論での納得,の3点から整理した。次いで,この整理に基づいて,今後の中学校における環境教育改善のために,環境倫理の形成過程を学習者の立場に立って捉え直すこと,及び環境教育のカリキュラムを整備することの2点を提案した。さらに,前者については,一時的な努力の強調ではない無理なく合理的な環境問題解決への誘導のための経済的な視点の重要性を,後者については,環境教育カリキュラム作成のためのスコープ確立の必要性を,それぞれ指摘した。最後にスコープについての私案を述べた。
- 京都教育大学の論文
- 1997-03-31
著者
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