表象の原理 : 範列と連辞
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概要
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表現されたものを構成する二つの原理は選択と結合である。選択とは等価な要素の集合から一つの要素を選択することであり、結合とは選ばれた要素が結合されるその結合のされ方である。表象の二大原理であるメタファーとメトニミーはそれぞれ選択と結合を原理として成り立っている。類似性にもとづくメタファーは選択によって形成され、隣接性にもとづくメトニミーは結合によって形成される。ある表現において、表現媒体そのものが前景化されているとき、その表現では「詩的機能」が支配的である。ヤコブソンはそのことを「詩的機能は等価の原理を選択の軸から結合の軸へと投影する」と定式化した。以下の拙論では、選択と結合の原理が言語表現においてどのように具体化されているか考察する。
- 関西大学の論文
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