国語教師を目指す実習生は日本語教育実習を通して何を学んだか
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概要
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本稿では、大学と日本語学校が連携し将来国語教師を目指している実習生を対象に日本語教育実習を行い、彼らが何を学び、日本語を教えることに対する意識がどのように変わったかについて検討した。その結果以下のことがわかった。(1)実習生自身の日本語や教師と学習者のコミュニケーションの重要性を考える機会になった。(2)学習者に日本語を教える難しさと面白さを学ぶとともに、授業は学習者と教師がともに作っていくという学習者中心の日本語教育の重要性について認識した。(3)実習生は授業の失敗と反省点をベテラン教師の授業観察を通して比較・フィードバックしており、多くのことを学んだと考えられる。
- 茨城大学の論文
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