栽培学習におけるセントポーリアの簡易培養増殖法
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概要
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本研究では,茎頂培養のように切り出しに技術的習熟を必要とせず,葉片培養により大量増殖が可能なセントポーリアを供試することで培養の簡略化を試みた。培養の簡略化については,高価な機器の代替として報告されているが,中学校の設備の現状で行った場合,どの操作の過程が汚染率が高いか,要因効果,寄与率についての実態は明らかではない。そこで,培養室で行われる従来の方法と中学校の設備でできる方法とを7因子2水準に割り付け,汚染数と生長量を調査した。その結果,一定数の汚染は避けられないが,歩留まりを考慮して培養することにより,設備の簡略化は可能であることが明らかとなった。また,増殖率を向上させ汚染数を減らすためには,MS培地ならびにイオン交換水を用いた方が望ましいことが判明した。
- 横浜国立大学の論文
著者
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