相模湾のミズムシ亜目等脚類 : 甲殻綱:フクロエビ上目
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概要
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相模湾沿岸よりミズムシ亜目等脚類(甲殻綱:フクロエビ上目)を7種得たので報告する.このうちJaniralata sagamiensisを新種として報告した.本種は頭部額角の突出が弱い点,腹尾節末端が丸く凹部を持たない点,頭部に前方へよく突出した側葉を持つ点,胸節の前節が太い点,雄第1腹肢の拡長部がわずかに上方へ湾曲する点,雄第2腹肢の交尾針が短い点等によって他種と区別できる.Janiralata chuni (Thielemann)は今回得られた標本に基づいて再記載を行った.また,Ianiropsis tridens Menziesを日本沿岸から初めて報告した.
- 国立科学博物館の論文
- 2006-03-27
著者
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