臨地実習におけるコミュニケーションの学び : 一学生のインタビューからの検討
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概要
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コミュニケーション教育は看護実践にいかせてこそ意義がある。基礎看護学ではコミュニケーションを統合させて、学ばせるよう配慮している。今回、コミュニケーションの学びの内容を明らかにするため、一学生にII期実習および各論実習でのコミュニケーションについて半構成的インタビューを行った。インタビューした内容を検討し、学びの内容を整理した。結果、以下のことが得られた。1)実習中、患者との関わりで課題を見出すことができ、コミュニケーション教育の目標に近づいていた。2)コミュニケーション技法を使うことは自分、患者にとって意義があると気づいていた。3)自分と患者の関わり以外でも、コミュニケーションの意義を学ぶことができていた。また、学んだことを、看護に反映させようと努力していた。このことから、漫然と指導だけするのではなく、いかにコミュニケーションが学べたかを把握することは学生の成長につながり、その重要性が示唆された。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2003-03-15
著者
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