臨地実習における教師のあり方の一考察 : ウィーデンバックの再構成を用いて
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概要
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患者・学生・指導者(教師を含む)を中心とした複雑な人間関係の中で展開される臨地実習に教師という立場で学生に関わる中で,自分の中に「なぜ?」という気持ちを感じることが何度かあった。その自分の中の疑問を明解にするために一学生との自分自身の関わりをウィーデンバックが述べている援助者としての思考・感情を訓練するための「再構成」を基にふり返った。それにより自分の感情や思考を学生との関わりの中で建設的に活用できていないこともあることがわかった。このことから臨地実習において教師の関わりが,学生に学習者として自ら発展できるかに大きく影響していることがわかった。教師のあり方は,(1)学生の行動をよく見て,その時の自分の感情に注意を注ぎ,それを意識することが必要である(2)援助者としてとして真実の感情を建設的に活用し,学生に伝えていくことが大切である(3)学生に伝えた後,学生の反応を待ち,話をよく聴くことが必要である。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2002-03-15
著者
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