手書き作図アプリケーションの効率的開発のための仮想デバイス層の提案(セッション3:入力インタフェースとその設計,<特集>かえりみるインタフェース,および一般)

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概要

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我々は汎用的手書き図形誰識エンジンFSCIを開発し,さらにそれを利用することで複数の手書き作図アプリケーションを見通しよく開発できることを示してきた.これらの手書き作図アプリケーションでは,アプリケーションごとに個別に開発する「アプリケーション層」とFSCIが共通に認識サービスを行う「論理層」の2層構造に基づく設計がされており,これにより図形認識エンジンの共用が実現されていた.本稿では,手書き作図アプリケーションを従来よりもさらに見通しよく設計するためにアプリケーション層と論理層の中間に新たに「仮想デバイス層」を設けることを提案する.さらに,実際に仮想デバイス層を含めた3層構造に基づいて従来の手書き作図アプリケーションを再構成した結果,手書き作図アプリケーションのコードの共用化が進み,従来よりも効率のよい開発が可能となったことを示す.
2006-11-21

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