認知症高齢者への看護学生の受容的感情とその影響要因に関する縦断的調査
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概要
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2002年10月1日の時点でA校看護学科3年課程の1年次に在籍していた84名を対象として、卒業直前までの3年間にわたり計4回、認知症高齢者に対する受容的感情と影響要因の調査を実施した。その結果、就学の時期と受容的感情には有意な差がみられた(p<.001)。認知症高齢者に関する講義後、老年看護学実習後、卒業直前では、「好意的」と「やや好意的」の感情が多かった。また、就学の時期と受容的感情への影響要因1位には有意な差がみられた(p<.001)。1、2年次の調査では「TV・新聞などのマスメディア」、「短大での学内における授業(講義・演習)」が多く、3年次の調査では「短大での看護学臨地実習」が多かった。臨地実習は、認知症高齢者に対する好意的志向感情を卒業直前まで維持する重要なものであること、加えて、認知症高齢者に対する偏見的捉えが是正される正しい知識の得られる講義・演習が重要であることが示唆された。
- 埼玉県立大学の論文
著者
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田中 敦子
埼玉県立大学短期大学部看護学科
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鳴海 喜代子
埼玉県立大学短期大学部看護学科
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田中 敦子1)
1) 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科2) 札幌医科大学保健医療学部看護学科
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田中 敦子
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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